ハイドロキノン構造式 ニキビ

【ニキビ跡の薬】ハイドロキノンを皮膚科医がわかりやすく解説

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2016-11-30更新

 

繰り返す大人ニキビ。ようやく治ったと思ったら炎症が治まった部分が赤く残ったり、色素沈着によってシミのように茶色くなったり・・・。なかなかお化粧でも隠すことができなくて困りますよね。

 

そんなニキビ跡に効果があると注目を集めているのが「ハイドロキノン」と呼ばれる薬です。一体どのような効果があるのでしょうか。

 

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1.ハイドロキノンとは?

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「ハイドロキノン」は、シミやニキビによるp素沈着などを改善してくれます。その効果は非常に高く、「肌の漂白剤」とも呼ばれるほどです。

 

化粧品でもハイドロキノン配合のものがあります。美容皮膚科でも処方されています。美容皮膚科で処方されるハイドロキノンは、濃度が高いことが特徴です。肌を白くする成分としては「ビタミンC」や「プラセンタ」がありますが、ハイドロキノンにはそれ以上の効果が期待できます。

 

ハイドロキノンの成分には不安定で、熱・酸素・光の影響を受けて、別の物質(p-ヒドロキノン)に変化してしまうことがあります。皮膚科医の支持に従い、使うのは使用期限内だけにしておきましょう。

 

 

2.ハイドロキノンの効果

ハイドロキノン ニキビ

出典http://www.safecosmetics.org/wp-content/uploads/2015/02/CFSC_Hydroquinone_1-copy.jpg

 

ハイドロキノンには、シミや色素沈着の原因となるメラニンの生成を促す「チロシナーゼ」という酵素に作用して働きを弱めメラニンの合成を抑制する効果と、すでにできてしまったメラニン色素を薄くしてくれるダブル効果があります。このように、これからできるシミもブロックしてくれるのです。もちろんシミだけではなくニキビに伴う毛穴の黒ずみや、ニキビ跡の色素沈着にも効果があります。

 

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3.ハイドロキノンの使用方法

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  1. 1. まず洗顔料でしっかりと洗顔し、肌の汚れを落とします。
  2. 2. 化粧水でしっかり保湿します。(保湿タイプのものがおすすめです)
  3. 3. 色素沈着している部分、シミになっている部分に薄く塗ります。

 

日中に使用する場合はシミになりやすいのでUV対策が必要です。

 

 

4.使用上の注意点

4-1.使用できる人

「ハイドロキノン」は、ニキビ跡の色素沈着に悩む人のなかでも、ニキビがおさまり、ニキビ跡のみの方にとても有効的です。ニキビが繰り返されていてる方には向きません。ハイドロキノンが炎症を悪化させて、色素沈着を悪化させることがあるためです。

新しいニキビがある場合は、まずニキビを治療しましょう。ニキビ治療ができていないと次々新しい色素沈着が生まれてきます。ハイドロキノンだけでは、費用と時間の無駄遣いになってしまいます。

 

4-2.紫外線対策

ハイドロキノンを使用している時は、非常に紫外線の影響を受けやすい状態です。無防備な状態で外出することは避け、日焼け止めクリームを塗る、日傘や帽子を被る、などUV対策をしっかりして紫外線から肌を守るようにしましょう。

 

4-3.保管上の注意

ハイドロキノンは非常に酸化しやすい成分です。開封後はなるべく冷暗所に保管し、1ヶ月ほどで使い切るようにしましょう。ハイドロキノンは酸化すると肌に刺激を与える可能性がありますので、使い残して古くなったものは使用しないほうがいいでしょう。

 

 

5.副作用は?

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医師に指導された用法・用量を守っていれば比較的副作用が少ないといわれています。ただハイドロキノンは強い成分があるためいくらかの副作用が報告されています。

 

  • 使用量や、濃度によっては「かゆみ」や「炎症」、「赤み」などのアレルギー症状が出る可能性があります。
  • 長期間の使用や高濃度によって、部分的に色が抜け「白斑」が出る可能性があります。

 

いずれの場合も、何かおかしいと感じたなら、すぐに医師に相談することをおすすめします。 

また、このようなトラブルにならないためにも、早くシミを消したいから・・と自己判断で多く塗ったり、回数を増やしたりしないようにしましょう。

 

 

6.まとめ

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ハイドロキノンは正しく使用すれば効果的に気になるニキビ跡の沈着を改善してくれるようです。ただ、強い成分であるため刺激を感じたり、かぶれが生じることもあります。

 

きちんと医師に相談して処方してもらうのがいいですね。正しい用量・用法を守って、ニキビ跡が気にならない肌を目指しましょう!

 

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7.もっとハイドロキノンを深く知りたい人のための豆知識

  1. 7-1.ハイドロキノンを日焼け予防に使わない
  2. 7-2.ハイドロキノンを使ってシミが濃くなることがあるの?

 7.1ハイドロキノンを日焼け予防に使わない!

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チロシナーゼはチロシンをメラニンにする働きがあります。日光を浴びるとチロシナーゼが活発になり、メラニンが増えることで日焼けになります。

一見すると、日焼けの予防にハイドロキノンが使えそうな気がしますよね。

しかし、日焼けしそうなときには、日焼け予防にハイドロキノンは使えません。

ハイドロキノンは日光で別の物質(p-ヒドロキノン)に変化し、肌に炎症を引き起こします。炎症がある状態で日光を浴びると余計に日焼けをしやすくなるので、強い日差しを浴びるときはハイドロキノンを使わないようにしましょう。

 

 7.2.ハイドロキノンを使ってシミが濃くなることがあるの?

オロナインでニキビが悪化することもある

お肌の状態の良い人がハイドロキノンを使って、シミが濃くなることはまずありません。お肌の状態が悪い人がハイドロキノンを使ったり、ハイドロキノン使い始めてからお肌の調子が悪くなっているにもかかわらず、ハイドロキノンを使い続けている人の中で少数ですが、シミが濃くなることがあります。

お肌の状態が悪い人は、肌のバリア機能が落ちている人です。ハイドロキノンが皮膚に浸透しやくなっていてるため、お肌の状態がよい時よりもハイドロキノンによる炎症が起きやすいくなります。結果炎症が起こり、炎症後に色素沈着が発生します。

逆に、お肌状態が悪い人は白斑(白抜け・色ムラ)も発生しやすいです。一部の肌のバリア機能が低下しているとハイドロキノンが皮膚の深くまで浸透しやすくなるため、一部だけ白抜けしてしまうことがあります。

つまり、ハイドロキノンはお肌の状態がよくない人が、ムリに使うべき薬ではありません。

監修医師 西川嘉一について ニキビ治療のエキスパート 美容皮膚​​​​科医 東大医学部卒