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形成外科医を経由してから美容外科医になるべきか?

 

 

1. 形成外科を経由するメリット

1-1. 形成外科専門医と名乗ることができる。

こだわりのある患者には形成外科専門医と名乗れるのは大きな意味があります。ただ、形成外科専門医を気にしない患者は非常に多いです。
医師としての自尊心を保てる。
形成外科専門医は、日本医学会加盟学会であり、一つのスペシャリティとして認識されています。美容外科を医師の仕事と考えていない医師は多く、形成外科専門医がないと医師としての自尊心が保てない人も多いでしょう。
 

1-2. 多くの美容外科クリニックが受け入れてくれる。

大規模チェーンのクリニック以外は、何もできない研修医や転科医師を受け入れる余裕はありません。採用コストと教育期間の給与がもったいないのと、そして辞められたらその投資が無になります。そのため、ある程度の即戦力として期待できる形成外科専門医は多くの美容外科クリニックで採用の門戸が開かれています。採用されるかどうかは別問題ですが。
 

1-3.形成外科系の美容外科専門医が取得可能。

美容外科学会は形成外科系のJSAPSと開業医系のJSASに分かれています。JSAPSの美容外科専門医を取得するには形成外科専門医が必要です。こだわりのある患者は、美容外科専門医を重視します。ただ、美容外科専門医を気にしない患者は非常に多いです。
 

2.形成外科を経由するデメリット

2-1. 形成外科専門医を取るまで4年かかる。

4年の間に美容外科をほとんど触れることのない医局が多い。
その4年間で美容症例が多いクリニックに行っていれば、そのクリニックで行っているほとんどの症例を経験できる。トップレベルの技術力になるには、4年では足りませんが、一通りこなせる程度にはなります。
 

2-2. そもそも形成外科専門医自体が潰しがききにくい。

形成外科専門医を採用している多くの病院が中規模~大規模で、応募可能な病院数に限りがある。形成外科のみでの開業は容易ではなく、美容外科や皮膚科を併設しているところがほとんどである。
 

3. 形成外科専門医の方が手術がうまいのか?

フェイスリフトの名医と呼ばれるサフォクリニックの白壁 征夫先生や、有名な高須克弥先生、リッツ美容外科の広比利次先生などは形成外科専門医ではありません。比較的、年齢が上の先生で名医と呼ばれる方々は、形成外科専門医をお持ちでないようです。40代までで学会発表を熱心にされていて手術の上手な先生は、形成外科専門医をお持ちの方々が多いです。執筆を担当している私からみると手術がうまい先生は、形成出身かどうかかかわらず個人的な研鑽を積んでいます。
形成出身でも非形成出身でも下手な先生はいます。非形成出身で手術が下手な先生は下手な自覚があるので、すぐに手術や美容外科をやめる先生が多いです。形成出身で手術が下手な先生は、自覚がないようで、手術をやめない先生が多いです。
初期研修終了後5年目の美容手術の上手さは、ダイレクトで美容外科に入った先生でしょう。初期研修終了後10年目に美容外科学会で活躍している先生は形成外科出身の先生でしょう。ダイレクトで美容外科に入った医師は学会で発表する習慣がありませんので、その能力は総じて低いです。初期研修終了後10年目の手術の上手さは、出身にかかわらず個人の能力によるでしょう。手術にも学習曲線があるので、ある症例数までは症例数が多い方がうまい確率が高いですが、一定数を超えると美的センスや観察力・手術自体にかける情熱でうまい・下手が変わります。
 

 

4. 形成外科専門医の方が患者満足度が高いのか?

ほとんどの患者で関係ないです。形成外科専門医をありがたがってくれる一部の患者では、形成外科専門医の方が患者満足度が高いです。
 

5. 結局、美容外科医は形成外科医を経由したほうがいいの?よくないの?

目標により異なります。学会活動を中心とした名誉を最終目標とする場合、形成外科専門医を経由したほうがよいでしょう。単純に美容外科手術をできるだけ短期間で平均レベルまでできるようになりたいだけでよければ、形成外科専門医を経由しないほうが早く目標を達成できるでしょう。

長期的なスパンで名誉を得たい→形成外科医経由
早く美容外科手術ができるようになりたい→ダイレクトで美容外科医

実際の美容外科医の意見

5-1. 形成外科医経由の美容外科医

意見が結構割れます。

5-1-1. 形成外科医を経由した方がいい派

形成外科を経験したほうが、顔の解剖などいろいろな知識があるから、形成外科医経由の方が良い。専門性が高く、ハイリスクな施術も行うのであれば、形成外科の知識が非常に役に立つ。

5-1-2. 形成外科の経験は役に立たない派

形成外科で学んだことのほとんどが、今行っている美容外科診療では役に立たない。美容外科で十分学べる。美容外科だけしたいのであれば、形成外科は不要。(解説:個人開業している美容外科医はハイリスクや高難度のオペを避けることが多いです。1件の事故で倒産してしまうことがあるからです。結果、需要の多い、ローリスクのオペを診療の中心に据え、形成外科でやってきたことがいきるような手術をそもそもしなくなってしまいます。)
 

5-2. 初期研修終了後ダイレクトで美容外科医

多数がダイレクトで美容外科医になることを肯定しています。美容外科をやめたくなったときに他の専門医をとっておけばよかったと感じるようです。

5-2-1. ダイレクト賛成派

ダイレクトで美容外科医になって、とくに困っていることはない。

5-2-2. ダイレクト後悔派

美容外科医を辞めたくなったとき、麻酔科専門医をとっておけばよかった思った。形成外科よりも潰しがきく診療科の専門医がほしい。