赤ちゃんだけのものじゃない！？ベビーパウダーは大人ニキビを救う秀逸アイテム！
2016-10-07更新
 この記事の監修医師アクネスタジオ 院長 西川嘉一 |
 薬の効きにくいニキビの治療例西川先生の治療日記 |
Index
1. ベビーパウダーってなんだっけ？
出典サイト：http://www.johnsonsbaby.jp/powder/johnsons-baby-powder
主成分は「タルク」と「コーンスターチ」
現在のベビーパウダーの有効成分は、商品ごとに異なりますが、多くの商品が「タルク」と「コーンスターチ」を主成分としています。
「タルク」ってなんですか？
この「タルク」は、滑石（かっせき）という鉱石を細かく粉砕した無機粉末鉱物の粉末で、多くのファンデーションやメイク用品にも使用されている安全度の高い天然成分です。
「コーンスターチ」は聞いたことあるけど、なんだっけ？
もう一つの成分「コーンスターチ」は、トウモロコシから取られる植物デンプンです。
このコーンスターチ自体には香りはありませんし、調理の材料の一つとしても使われるほど安全な成分です。
人気のスイーツであるマカロンにもコーンスターチが使われることがあります。
そのためにデリケートな赤ちゃんへの使用も安心です。
2. ベビーパウダーがニキビに効く？
ベビーパウダーといえば赤ちゃんのあせも対策
ベビーパウダーといえば、赤ちゃんのあせも予防などに使う人が多いと思います。
赤ちゃんの場合、体温調節がうまくできず、汗をかきすぎてしまうことがあります。。
そんな時に、ベビーパウダーを付けておくと、汗によるかゆみやかぶれを防ぐことができます。
大人の汗ニキビに効く
実は、このベビーパウダーは、一部の大人ニキビ対策にも効果的です。
もともとベビーパウダーは汗や皮脂を吸着してくれる働きがあるので、脂が詰まってできるタイプのニキビに有効といわれています。
ニキビ肌の人がリキッドパウダーやファンデーションを塗ると、毛穴を防いでアクネ菌が繁殖しニキビの原因にもなりかねません。
夏場はさらにその上に汗をかいて、汗と皮脂がまざりニキビが悪化してしまうことがあります。
そんな時には、ファンデーションの代わりにベビーパウダーを使ってみるといいかもしれません。
ただ、乾燥からくるニキビの場合は、少し使い方を工夫することが必要です。
3. ベビーパウダー活用法
皮脂・汗の分泌過剰によるニキビ対策に使いたいベビーパウダーですが、その使い方には少し工夫してみましょう。
ベビーパウダーの使い方として、アイデアを紹介しておきます。
3-1. 洗顔料に混ぜる
いつも使用している洗顔料に、小さじ1杯程度のベビーパウダーを混ぜて、水を加えながら泡だて洗顔します。
このように使用すると、洗顔の泡と一緒に毛穴の皮脂汚れを吸着し乾燥からくるニキビに働きかけてくれます。
ただし、十分にすすがないと、肌や毛穴にベビーパウダーが残って、毛穴を詰まらせニキビの原因になるので注意が必要です。
3-2. 牛乳に混ぜてミルクパック
牛乳100ccにベビーパウダー大さじ3杯程度を混ぜて、ヨーグルトくらいの固さにします。
それを肌に塗って、約10分間パックします。ぬるま湯または水で十分にすすぎます。
乾燥が気になるなら、軽く化粧水とローションをつけてもいいでしょう。
3-3. 寝汗対策に使う
寝汗の多い夏に、スキンケアを一通り終えた後、その上からベビーパウダーを乗せましょう。
そうすることで、汗によるベタつきやシーツでのこすれなどで薬がよれるのも防ぎ、さらさらなお肌を維持しやすくなります。
3-４. メイクに使う
ニキビ肌にとって通常のファンデーションは負担になります。
そこで、化粧下地や日焼け止めの後にベビーパウダーを乗せ、ファンデーションの代わりにするのもおすすめです。
ファンデーションより“カバー”力は劣りますが、とても自然な仕上がりになります。
4. 大人の汗ニキビの救世主、ベビーパウダー
ベビーパウダーは、もともと赤ちゃんの肌ように作られたものですので、敏感肌の人でも安心して使用できますよね。
赤ちゃん専用と思っていたベビーパウダー、使い方によれば「大人の汗ニキビの救世主」にもなってくれるようです！
気になるニキビを予防し、つるんとした美肌をキープするために、‘ベビーパウダー効果’をためしてみるのはいかがですか？
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この記事の監修医師
西川嘉一
Hirokazu Nishikawa
ニキビ治療のエキスパート。ニキビ・美肌・くまの専門家。東京大学医学部卒。
業界大手・銀座院長を経て、ニキビ専門皮膚科【アクネスタジオ】を開院。
一ケ月に1000人以上がアクネスタジオを訪れている。
