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【ニキビの原因&治し方】皮膚科医がわかりやすく解説

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2016-11-01更新

 

西川 ニキビ治療 皮膚科医この記事の監修医師
アクネスタジオ
院長 西川嘉一

 

 

先生4薬の効きにくいニキビの治療例
西川先生の治療日記

 

1.症状の重さに合わせた治し方、重症度別治療法

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重症度にあわせて治し方を変えていくことは、費用を抑えつつ、効果を上げるために大切です。

 

1-1.症状の重さ、重症度

まずはそれぞれのニキビを重症度と治し方を見ていきましょう。

白ニキビ(面皰・コメド)、赤ニキビ&黄色ニキビ(炎症性皮疹)、紫ニキビ(嚢腫・結節型)で分けます。
炎症性皮疹は赤ニキビ(紅色丘疹)と黄色ニキビ(膿疱)のことを指します。

白ニキビ(面皰)のみ

軽症赤ニキビ&黄色ニキビ(炎症性皮疹):半顔で赤ニキビが5個以下

中等症赤ニキビ&黄色ニキビ(炎症性皮疹):半顔で赤ニキビが6-20個

重症赤ニキビ(炎症性皮疹):半顔で赤ニキビが21-50個

最重症赤ニキビ(炎症性皮疹):半顔で赤ニキビが51個以上

紫ニキビ(結節・嚢腫型):赤ニキビが悪化して、硬く大きくなったニキビ

です。

赤ニキビ&黄色ニキビは略して赤ニキビで表記していきます。

 

2.軽症赤ニキビの治し方=主にスキンケア

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軽症赤ニキビ【軽症赤ニキビの原因&治し方】皮膚科医がわかりやすく解説

まずは、スキンケアの見直しをしてみましょう。

スキンケアは

朝:洗顔→化粧水→乳液・クリーム→メイク

夜:クレンジング→洗顔→化粧水→乳液・クリーム

のような流れで行う方が多いのではないでしょうか?

おすすめは、

ミルクまたジェルクレンジング

1日2回の洗顔

低刺激のビタミンC誘導体化粧水

低刺激のミネラルオイルのクリーム

です。

詳しくは『【軽症赤ニキビの原因&治し方】皮膚科医がわかりやすく解説』をあわせてお読みください。

 

3.中等症赤ニキビの治し方=皮膚科治療

ニキビ 皮膚科 外用薬 内服薬【中等症赤ニキビ(炎症性皮疹)の原因&治し方】皮膚科医がわかりやすく解説

中等症の赤ニキビは、皮膚科で治療しましょう。
多くの場合がスキンケアだけでどうにかできる範囲を超えています。
皮膚科でしっかりとした治療をうけましょう。
皮膚科でよく出されるお薬は、ディフェリンゲルやデュアック配合ゲルなどです。
効果や副作用などは

【ニキビの薬】ディフェリンゲルを皮膚科医がわかりやすく解説

【ニキビの薬】デュアックを皮膚科医がわかりやすく解説

【中等症赤ニキビ(炎症性皮疹)の原因&治し方】皮膚科医がわかりやすく解説

をあわせてお読みください。

 

4.重症・最重症赤ニキビ&紫ニキビの治し方=ニキビ専門皮膚科・病院

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紫ニキビ 原因 治し方【紫ニキビ(嚢腫・結節型)の原因&治し方】皮膚科医がわかりやすく解説

重症・最重症赤ニキビや紫ニキビは非常にニキビ跡になりやすいので、ニキビを専門的にあつかっている皮膚科や病院で治療をしましょう。

重症・最重症赤ニキビや紫ニキビには、イソトレチノイン、ホルモン治療、PDT、ステロイド注射、レーザー治療などさまざま治療を組み合わせて行われます。

各治療の効果や副作用などについては

【ニキビの薬】アキュテインを皮膚科医がわかりやすく解説(成分名:イソトレチノイン、別名:ロアキュテイン・ロアキュタン)

【ピルでニキビを治そう】ホルモン治療を皮膚科医がわかりやすく解説

【ニキビの治療】光線力学療法PDTを皮膚科医がわかりやすく解説

【ニキビ・ニキビ跡のレーザー治療】皮膚科医がわかりやすく解説

【紫ニキビ(嚢腫・結節型)の原因&治し方】皮膚科医がわかりやすく解説

をあわせてお読みください。

 

 

先生4薬の効きにくいニキビの治療例
西川先生の治療日記

 

監修医師

この記事の監修医師

西川嘉一
Hirokazu Nishikawa

ニキビ治療のエキスパート。ニキビ・美肌・くまの専門家。東京大学医学部卒。

業界大手・銀座院長を経て、ニキビ専門皮膚科【アクネスタジオ】を開院。

一ケ月に1000人以上がアクネスタジオを訪れている。