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軽症赤ニキビ

【軽症赤ニキビの原因&治し方】皮膚科医がわかりやすく解説

軽症赤ニキビ
軽症赤ニキビ(顔半分で5個以下)の場合の治し方がわかります。
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2016-10-03更新

軽症赤ニキビは顔半分で5個以下の赤ニキビことです。

5個以下でも硬く紫色になってしまっているニキビは違う治療法ですので、ご注意ください。

 

西川 ニキビ治療 皮膚科医この記事の監修医師
アクネスタジオ
院長 西川嘉一

 

 

先生4薬の効きにくいニキビの治療例
西川先生の治療日記

 

1.まずはスキンケアを試してみる。

正しいスキンケア【ニキビのためのスキンケア】皮膚科医がわかりやすく解説

すでにスキンケアを試してダメだった人は皮膚科に行きましょうね。
まずはこのスキンケア法を参考にしてみてください。

 

クレンジング

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クレンジングでは、ミルククレンジングがまたはジェルクレンジングでしっかりと時間をかけて、メイクを落としましょう。
肌への負担を少なくするクレンジング剤はミルクまたはジェルです。
また、クレンジング剤は肌においてから1分は待って、メイクや皮脂となじんでからメイクを落としましょう。
そうすることで、肌の負担を少なくできるのとともに、毛穴の皮脂も溶けだして、ニキビにも効果があります。

 

ニキビ クレンジング 洗顔【ニキビ肌クレンジング】ミルク・オイル・ジェルをランク付けと裏ワザ

クレンジングを詳しく知りたい方は、あわせてお読みください。

 

洗顔

洗顔 ニキビ クレンジング

1日2回朝・夜の泡洗顔がおすすめです。
洗いすぎは肌への負担になりますが、洗わなすぎでは角質・皮脂が溜まってしまいます。
洗顔のお肌への負担を極力少なくする、泡洗顔がもっともおすすめです。

 

ニキビ 洗顔 泡洗顔【ニキビのスキンケア】洗顔方法を皮膚科医がわかりやすく解説

洗顔を詳しく知りたい方は、あわせてお読みください。

 

化粧水

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化粧水は洗顔後必ず使いましょう。
ニキビを抑えてくれる成分が入っていることと、刺激が強い成分が入っていないことが大切です。

 

スキンケア 口コミその化粧水、肌に合ってないかも?!大人ニキビに効く、化粧水の正しい選び方とケア方法

化粧水について詳しく知りたい方はあわせてお読みください。

 

保湿

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洗顔後、化粧水だけでもある程度の保湿はできますが、それだけでは不十分です。
ニキビのできている肌はバリア機能が低下しているため、保湿でバリア機能を補ってあげましょう。
おすすめの保湿剤はミネラルオイルやヘパリン類似物質です。

 

【ニキビ肌に保湿】って、結局いるの?いらなの?ニキビ 保湿 クリーム 顔

保湿について詳しく知りたい方は、あわせてお読みください。

 

メイク

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ニキビの人もメイクをしても大丈夫です。
「ニキビの人は出来る限りすっぴんでいてください」と、言われていた時代もありましたが、適切なメイクであれば、ニキビにあまり影響を与えないことがわかってきました。
ただ、リキッドファンデーションのような毛穴につまりやすいコスメは使わないようにしてくださいね。

 

ニキビ肌に一番いいファンデーションを選ぶポイントを知りたい!ニキビ肌に一番いいファンデーションを選ぶポイントを知りたい!

 

ニキビ コンシーラコンシーラでニキビをきれいに隠す!美容皮膚科でやってる上手な使い方

メイクについて詳しく知りたい方はあわせてお読みください。

 

ニキビのできやすい体質の人は、スキンケアを一生懸命頑張っても治らないことは多々あります。
その場合は、皮膚科やニキビ専門皮膚科・病院に行きましょう。

 

2.スキンケアでダメなら皮膚科に行きましょう。

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皮膚科に行くとディフェリンゲルというお薬が出されることが多いです。
ピーリング作用と皮脂を抑える作用があり、軽症赤ニキビに効果的です。
ピーリング作用と抗菌作用のあるベピオゲルが出されることもあります。
赤ニキビの状態になっているとアクネ菌を殺菌することも重要なので、抗生物質のダラシンTゲルなどのお薬が出されることがあります。

 

あわせて読みたい記事

内服薬アイキャッチ用【ニキビ薬ランキング】皮膚科医が選ぶ薬はコレ!

 

軽症のニキビの方は、多くの場合、保険の皮膚科でよくなります。
中にはよくならない方もいらっしゃいます、その場合はニキビ専門皮膚科・病院に行ってみましょう。

 

3.皮膚科でもダメならニキビ専門皮膚科・病院(自費)に行きましょう。

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ニキビ専門皮膚科・病院では保険でできる治療以外にさまざまな選択肢があり、その中から症状にあった適切な治療が行なえます。

この状態の赤ニキビにもっともよくなされる治療は、ケミカルピーリングです。
ケミカルピーリングでは、ディフェリンゲルよりもピーリング作用が高いです。
また皮脂を抑える作用もあります。
他にも、IPL(光治療)やイオン導入などがあります。
軽症赤ニキビでは、重症ニキビ治療のPDTイソトレチノインなどの治療は行われないことが多いです。

 

4.軽症赤ニキビをきれいに治すコツ

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スキンケア→皮膚科→ニキビ専門皮膚科・病院と治らないときはすぐに次のステップに行くことが大切です。
一つの方法にこだわりすぎてなかなか治らないニキビも、違う方法を試したらすぐに治ったということは、とても多いです。
皮膚科やニキビ専門皮膚科・病院に行くのは少しハードルが高いかもしれませんが、スキンケアでダメだったときは、行くことを考えてみましょう。

 

5.軽症赤ニキビを治すために西川が心がけていること

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ニキビの原因は、

1.皮膚のバリア機能が落ちていること

2.皮脂が増えていること

3.角質が固くなっていること

4.アクネ菌が増えていること

の4つです。
これらの一つ一つを丁寧に治療することを西川はこころがけています。

 

 

先生4薬の効きにくいニキビの治療例
西川先生の治療日記

 

監修医師

この記事の監修医師

西川嘉一
Hirokazu Nishikawa

ニキビ治療のエキスパート。ニキビ・美肌・くまの専門家。東京大学医学部卒。

業界大手・銀座院長を経て、ニキビ専門皮膚科【アクネスタジオ】を開院。

一ケ月に1000人以上がアクネスタジオを訪れている。