【ニキビの化粧水&洗顔料】ビーグレンを医師がわかりやすく解説
2017-02-24更新
この記事の監修医師 アクネスタジオ 院長 西川嘉一 |
薬の効きにくいニキビの治療例 西川先生の治療日記 |
ニキビ肌の方に人気の化粧水&洗顔料のビーグレンについてまとめました。
1.ビーグレンとは?
ビーグレンとは、ビバリーグレンラボラトリーズ株式会社から発売されている化粧品ブランドです。
ニキビのみならず、シミ、たるみ、しわ、くすみ対策の化粧品を出しています。
薬学博士のBrian C. Keller氏が最高研究開発責任者をつとめています。
1-1.ラインナップとプライス
ビーグレンのアイテムと、価格をご紹介します。(2017/02/21現在)
【ラインナップとプライス】
種類 | 価格 |
洗顔料 クレイウォッシュ | 3,800円 (税抜) |
化粧水 クレイローション | 3,700円 (税抜) |
美容液 Cセラム | 4,700円 (税抜) |
クリーム QuSomeモイスチャーゲルクリーム | 6,000円 (税抜) |
2.ビーグレンの効果とは?
ビーグレンに含まれている成分をいくつかご紹介します。
2-1. 天然クレイ「モンモリロナイト」
天然クレイ「モンモリロナイト」が皮脂を取り除いてくれます。
しかし、ニキビに対する効果については、医学的論文が少ないです。(世界有数の論文検索サイトPubMedの検索で0件)
しかし、クレイ(泥)によるニキビへの治療は昔から試みられており、一定の効果があると考えられます。
2-2. ピュアビタミンC
ニキビに効果のあるビタミンCを超微小カプセルに包み込み、肌の奥まで浸透させます。
ビタミンC誘導体APSなどのニキビへの効果が、美容皮膚科学会などで報告されています。
2-3. うるおい成分
アクアタイド(ヘキサカルボキシメチルジペプチド‐12、アリスチン、コラーゲン、ヒアルロン酸が潤いを与えてくれます。
3.ビーグレンのメリット&向いている人(監修医・西川の見解)
ビーグレンの成分は、どのような肌質の方に向いているのか、私、西川の見解をはこうです。
◯ 乾燥肌の方
ビーグレンは保湿力に優れているので、乾燥肌の軽症大人ニキビに向いています。
4.ビーグレンの副作用&向いていない人
ビーグレンの成分は、残念ながら肌質上に向いていない方もいます。私、西川の見解をはこうです。
◯ 脂性肌
◯ 中等症以上のニキビ
ビーグレンは皮脂を抑えたり、ピーリング作用が弱い為、脂性肌の中等症以上のニキビには効果がうすそうです。
5.ビーグレンの使い方
ビーグレンの各ラインナップの使用方法を簡単にご紹介します。
5-1. 【洗顔】 クレイウォッシュ
洗顔料を手のひらにとり、優しく肌の上に置くように洗顔しましょう。
ゴシゴシこすらないで優しくお肌になじませる程度にしましょう。
1日2回(朝・夜)が標準的な洗顔回数です。
著しく汗をかいたり、泥汚れがつくようであれば、その都度、洗顔しましょう。
5-2. 【化粧水】 クレイローション
化粧水をパール粒大ほど手に取り、目周りをさけて顔全体になじませましょう。
ポイントは叩くようなパッティングしないことです。
こすったり、パッティングをする方がよく化粧水が浸透するのでは?と考える方も多いようですが、それは間違ったスキンケア方法です。
ニキビの炎症を誘発・悪化させたり、他の肌トラブル(肝斑など)を引き起こす可能性があるので、NGです。
1日2回の使用が目安です。
5-3. 【美容液】 Cセラム
クリームを手にとり、たっぷりと顔全体に伸ばしましょう。
ポイントはこすらないこと、叩くようなパッティングしないことです。
パッティングをする方がよくクリームが浸透するのでは?と考える方も多いようですが、それは間違ったスキンケア方法です。
ニキビの炎症を誘発・悪化させたり、他の肌トラブル(肝斑など)を引き起こす可能性があるので、NGです。
1日2回の使用が目安です。
5-4. 【クリーム】 QuSomeモイスチャーゲルクリーム
ゲルクリームを手のひらにパール1~2粒大取り、顔全体に伸ばしましょう。
ポイントはこすらないこと・叩くようなパッティングしないことです。
パッティングをする方がよくクリームが浸透するのでは?と考える方も多いようですが、それは間違ったスキンケア方法です。
ニキビの炎症を誘発・悪化させたり、他の肌トラブル(肝斑など)を引き起こす可能性があるので、NGです。
1日2回の使用が目安です。
6.まとめ
ビーグレンは、ニキビに良い成分が配合されており、軽症のニキビで肌質があえば、有効でしょう。
ビーグレンを含めた化粧水や洗顔料では、重症ニキビには効かないことも多いので、1ヶ月使っても効果が感じられない場合は、ニキビ専門皮膚科を受診しましょう。
薬の効きにくいニキビの治療例 西川先生の治療日記 |
この記事の監修医師
西川嘉一
Hirokazu Nishikawa
ニキビ治療のエキスパート。ニキビ・美肌・くまの専門家。東京大学医学部卒。
業界大手・銀座院長を経て、ニキビ専門皮膚科【アクネスタジオ】を開院。
一ケ月に1000人以上がアクネスタジオを訪れている。