【鼻の中ニキビ】痛い鼻の中のニキビと最速で治す方法
2016-08-07更新
この記事の監修医師 アクネスタジオ 院長 西川嘉一 |
薬の効きにくいニキビの治療例 西川先生の治療日記 |
1.「鼻の中にできたニキビ」は普通のニキビじゃない?
それ、「鼻の中のニキビ」じゃなくて毛包炎かも!?
実は、鼻の中のニキビは厳密に言うとニキビではなく、「毛包炎・毛嚢炎」とよばれる病気であることが多いです。
ここではわかりやすくするために毛包炎ではなく、「鼻の中のニキビ」と表記していきます。
鼻の中の毛穴に黄色ブドウ球菌などのバイキンが繁殖することで「鼻の中のニキビ」が発生します。
黄色ブドウ球菌や表皮ブドウ球菌が毛包炎の主な原因と考えられています。
「鼻の中のニキビ」はとにかく痛い!
「鼻の中のニキビ」は痛みを伴う場合があります。特に、鼻を頻繁にさわるクセがある人にとっては、そのたびに鼻の中に痛みを感じてつらいものになります。このような時、ニキビケア商品は鼻の中にできるニキビを想定していないので、どうしたらいいのか困ってしまいますよね。
2.ショック!鼻毛を抜くと「鼻の中のニキビ」が増える!?
鼻毛を抜くことが原因で「鼻の中のニキビ」が増えることがある
見た目を気にしてついつい鼻毛を抜いてしまってはいませんか?鼻毛を抜くクセがある人は、「鼻の中のニキビ」ができやすくなります。鼻毛を無理やり引き抜くことで毛穴に炎症が発生します。その炎症が「鼻の中のニキビ」を生み出す原因となるのです。
鼻毛は抜かずに切った方がよい
鼻毛は抜くよりもハサミや鼻毛カッターでカットする方が粘膜への負担が少ないです。手入れをする回数が少なくて済むからといって鼻毛を抜く方もいらっしゃいますが、ニキビ予防のためにもまめにカットするのがおすすめです。ハサミでカットするときは、粘膜を傷つけないように気をつけましょう。
3.「鼻の中のニキビ」ができてしまったら
「鼻の中のニキビ」ができてしまったら、なるべくそれ以上は刺激をしないようすることが肝心です。また、手を常に清潔に保ち、鼻をほじったり鼻毛を抜いたりしないようにします。「鼻の中のニキビ」が悪化しないうちに、皮膚科や耳鼻科の診療を受けるのがおすすめです。
クリニックや病院では、ダラシンTゲルやアクアチムクリームなどの抗生物質の外用薬(塗り薬など)で治療を行います。ニキビが悪化してしまっている場合には、抗生剤や痛み止めなどの内服薬(飲み薬など)を処方されることもあります。 腫れが痛みがひどい場合は速やかにクリニックや病院へ行きましょう。膿を取り出すなどの処置が必要な場合もあります。
4.「鼻の中のニキビ」の予防法
鼻の中を傷つけないこと
「鼻の中のニキビ」ができると痛みも伴うので意外とやっかいです。「鼻の中のニキビ」の予防のためにも、鼻をほじったり、鼻毛を抜いたりしないようにしましょう。花粉症の人や風邪をひいて鼻水が出ているときは、やさしく鼻をかみましょう。強く鼻をかんだり、ティッシュなどで粘膜をゴシゴシとこすらないように気をつけてください。
生活環境や衛生管理にも注意
ニキビは睡眠不足や栄養バランスの偏りによってもできやすくなります。規則正しい生活と、バランスの取れた食事を摂るようにするとよいでしょう。ストレスをためすぎるのもよくありません。頻繁に鼻を触るクセがある人は特に注意が必要です。また、常に手や指を清潔にするよう心掛けてみてください。
薬の効きにくいニキビの治療例 西川先生の治療日記 |
この記事の監修医師
西川嘉一
Hirokazu Nishikawa
ニキビ治療のエキスパート。ニキビ・美肌・くまの専門家。東京大学医学部卒。
業界大手・銀座院長を経て、ニキビ専門皮膚科【アクネスタジオ】を開院。
一ケ月に1000人以上がアクネスタジオを訪れている。