【ヨーグルトパックでニキビケア】美容皮膚科医の目線でまとめました
2016-08-31更新
海外でも多く利用されている今話題のヨーグルトパック。
ヨーグルトはおいしいだけでなく、実は肌に嬉しい効果がたくさん潜んでいます。
ここでは美容皮膚科医・西川先生が「皮膚科医の目線」でヨーグルトパックのチカラを徹底検証!
ヨーグルトパックにはニキビケアの効果はあるのでしょうか。
この記事の監修医師 アクネスタジオ 院長 西川嘉一 |
薬の効きにくいニキビの治療例 西川先生の治療日記 |
1.白ニキビにはヨーグルトパックが効果的
ヨーグルトが持つ肌への主な効果は保湿、美白、毛穴ケア、ニキビ改善などなど。ヨーグルトには肌に嬉しい成分が多く含まれています。
中でもヨーグルトに含まれている乳酸という成分に注目!実はコレ、天然のピーリング成分なんです。
乳酸は、皮膚科やニキビ専門クリニックで施術されているケミカルピーリングで使われるフルーツ酸(AHA)の一種です。
乳酸が肌の余分な角質を柔らかくしてくれたり、除去してくれます。
だからヨーグルトパックの後の肌はツルンと触り心地の良い滑らかな肌になるのです。
また、ヨーグルトには亜鉛というミネラルも含まれています。
亜鉛には皮膚のバリア機能を改善したり、肌を引き締める働き(収れん作用)があります。
角質を柔らかくする・肌バリア機能を改善する力は、ニキビケアに効果的です。
特に、毛穴が角質で硬く塞がってできる「白ニキビ」のケアアイテムとしておすすめです。
2.ヨーグルトパックは手作りも可能
ヨーグルトパックは自分で作ることができる点も便利です。
まずは市販のプレーンヨーグルト(無糖)を用意しましょう。
やり方はカンタン!ヨーグルトをそのままコットンに染み込ませてニキビの部分へ乗せるだけでOK!
コットンがない場合はヨーグルトをそのまま肌に塗っても構いません。
尚、長くても15~20分以内に洗い流すようにしてください。
長時間、肌の上に放置するのは赤味やひりつきが出るリスクがあるため、気を付けましょう。
また、ヨーグルトはできるだけ新鮮なものを選びましょう。
はちみつやオリーブオイルを混ぜてブレンドするとさらに保湿効果を得られます。
3.ヨーグルトで体の中からもきれいに
パックをして待っている間に残ったヨーグルトを食べることで、体内から美容効果を得ることも可能です。
心身共に楽しくニキビ跡改善を待ちましょう。
4.ヨーグルトパックは間隔を空けて行うこと
ヨーグルトは酸性の成分(乳酸)を含みますので、毎日のようにパックを行うことはおすすめできません。
1~2週間に1度程度にしましょう。
また、1日に何度もパックを行うなど過度な使用も避けてください。
多く使うことで効果が高まるということはありません。
過度なヨーグルトパックは、お肌が乾燥してしまいます。
肌に合わない場合は使用を中止しましょう。中止しても肌荒れなどが改善されない場合は、皮膚科の医師の診察を受けましょう。
5.まとめ
いかがでしたでしょうか?
ヨーグルトパックには、さまざまな肌の悩みに対する効果を期待することができます。
正しく使用してニキビ改善を試みてください。
薬の効きにくいニキビの治療例 西川先生の治療日記 |
この記事の監修医師
西川嘉一
Hirokazu Nishikawa
ニキビ治療のエキスパート。ニキビ・美肌・くまの専門家。東京大学医学部卒。
業界大手・銀座院長を経て、ニキビ専門皮膚科【アクネスタジオ】を開院。
一ケ月に1000人以上がアクネスタジオを訪れている。