ニキビ肌に一番いいファンデーションを選ぶポイントを知りたい!
2016-08-18更新
「ニキビの上にファンデーションを塗っても大丈夫かな?」
「ニキビにファンデーションを塗って隠すときのコツってあるかな?」
とお悩みの方に、今回はニキビ肌にも優しく使えるファンデーション選びのコツと、効果的な使い方をご紹介します。
この記事の監修医師 アクネスタジオ 院長 西川嘉一 |
薬の効きにくいニキビの治療例 西川先生の治療日記 |
Index
1.そもそもファンデーションってニキビに悪さをするの?
よく「ニキビにはファンデーションを塗るとよくない」という言葉を聞きますよね。
でもなぜよくないのでしょうか?
ファンデーションは様々なタイプがありますが、大体のファンデーションに「油分」が含まれています。
そのファンデーションの油分が毛穴に入り込むと、毛穴の中に増殖しているアクネ菌の栄養源となり、活性化する要因となる可能性があるのです。
つまりニキビにファンデーションをぬる=ニキビの増殖を促していることになるため、あまりお勧めではないとされています。
2.でもニキビを隠したい!ニキビにも安心して使えるファンデーションってどんなもの?
そうはいっても、ニキビができたら隠したいですよね?!
仕事をしていたり、お出かけだったりと女性はメイクしないといけない機会やシーンが多いもの。
では、どんなファンデーションなら、せめて「なるべく悪化をさせずに使える」のでしょうか?
おすすめは「ミネラルファンデーション」!
ファンデーションに含まれている油分には様々な種類のものがあります。
ニキビを悪化させにくい油分なんてあるんでしょうか?
実はあります。
答えはミネラルオイル、ミネラルファンデーションです。
ミネラルファンデーションは、ミネラルオイルや、他ミネラル成分で作られているファンデーションです。
ミネラルオイルは、アクネ菌が増殖しにくいオイルなのでニキビ肌に乗せても安心して使える優れモノです。
タイプは「パウダータイプ」!
ファンデーションの中で油分が少ないタイプがこの「パウダーファンデーション」です。
ファンデーション内に含まれる油分が少ないので、ニキビの悪化を抑える事ができます。
パウダータイプのファンデーションは化粧直しがしやすいのもお勧めの1つです。
こまめにお直しをして、しっかりとニキビをカバーしましょう。
しっかりカバーしたいときはコンシーラーの力をミカタに!
パウダータイプのファンデーションは、カバー力がマイルドなものが多いです。
ニキビの色や大きさによってはパウダータイプのファンデーションだけではカバーしきれないこともあります。
そんな時はコンシーラーを使いましょう。
コンシーラーとは、ファンデーションよりもカバー力の強い
カモフラージュコスメの1つです。
コンシーラーにも様々な種類があり、種類によって含まれる油分が変わります。
油分の少ないコンシーラーは「スティックタイプ」のコンシーラーです。
ニキビの部分だけ、ファンデーションを塗る前にコンシーラーでカバーし、そのあとお顔全体にファンデーションでメイクしてみましょう。
コンシーラーもミネラル成分でできているものもあるので、選んでみるのもおすすめです。
また、コンシーラーの中には、いろんな色を混ぜて自分のニキビや肌の色になじませて使うタイプのもののあります。ニキビの色が赤い場合は、このようなコンシーラーで、わざと自分の肌より少し赤味のある色を塗ってから、ファンデーションを塗ると、きれいにカバーできるので試してみてください。
3.パウダーファンデーションを使用するときの注意点
パウダーファンデーションは、ニキビ肌には使いやすいタイプのファンデーションです。しかし、注意点もあるのできちんと押さえておきましょう。
保湿をしっかりする!
パウダータイプのファンデーションは、他のタイプのファンデーションに比べ、油分が少ないため、保湿力が弱めです。そのため肌をしっかりと保湿せずに使用すると肌が乾燥しやすくなってしまいます。
お勧めの保湿方法は「いつものスキンケアの最後に、ミネラルオイルを少量顔全体につける」です。
いままでファンデーションの油分で乾燥を防いでいた分、ニキビのできにくいオイルで保湿をしてからファンデーションをつけてみましょう。
「ニキビ肌には保湿がいらない」という考え方は間違いです。しっかり潤いはキープできるように工夫しましょう。
関連記事:
【ニキビ肌に保湿】って、結局いるの?いらなの? |
クレンジングでしっかりとファンデーション・コンシーラーを落とそう
メイクをした後は、なるべく早く落とすように心がけることがポイントです。
ニキビトラブルに悩まされている人の特徴として、クレンジングが十分でないケースがあります。しかしこれは決して「1日に何度も洗顔をする」や「力をかけて顔をゴシゴシ洗う」ということではありません。
クレンジングの基本は「こすらず丁寧に行う」ことです。クレンジング剤をゆっくりと顔になじませ、メイクを浮かせましょう。
ポイントは、すすぎ時間を洗っている時間の倍はかけることです。洗っている時間が長いとよく落ちそうですが、落ちなくていいものまで落ちてしまいます。洗いすぎというのも肌に負担をかけてしまうため、洗う時間とすすぐ時間を考えて「効率的にしっかりと」メイクを落とすことを心がけましょう。
まとめ
ニキビができた日のお出かけも、なるべくメイクでカバーすることで楽しく過ごせます。トライしてみましょう。
でも、何日もニキビを放置し、メイクをし続けては、ニキビはなかなか治らないどころか、増えてしまう可能性もありますので、早めに皮膚科に相談し治療しましょう。
薬の効きにくいニキビの治療例 西川先生の治療日記 |
この記事の監修医師
西川嘉一
Hirokazu Nishikawa
ニキビ治療のエキスパート。ニキビ・美肌・くまの専門家。東京大学医学部卒。
業界大手・銀座院長を経て、ニキビ専門皮膚科【アクネスタジオ】を開院。
一ケ月に1000人以上がアクネスタジオを訪れている。