できてしまったニキビ跡を消したい!気になるニキビ跡を治す方法とは?
2016-06-07更新
「せっかくニキビを治したのに、ニキビ跡が残っちゃった!」こんなに悲しいことはありません。しかも「デコボコ」「クレーター」「赤味」などのニキビ跡ができてしまうとキレイに治すまでが結構大変!
残ってしまったニキビ跡。
キレイな肌だった頃に戻りたい・・・。
気になるニキビ跡について、諦めていませんか?
クレーターのようなニキビ跡でも改善する方法はあります!
是非、参考にしてみてください。
この記事の監修医師 アクネスタジオ 院長 西川嘉一 |
薬の効きにくいニキビの治療例 西川先生の治療日記 |
Index
1.あなたのニキビ跡は「色素沈着型タイプ」?「クレータータイプ」?
ニキビ跡には大きく分けて「色素沈着タイプ」と「クレータータイプ」があります。
色素沈着タイプは、膨らんだニキビが治った跡に赤や茶色の色が残ってしまう状態です。
クレータータイプは、ニキビが治った跡が凹んでしまい、肌がクレーター状になってしまう状態です。どちらのタイプも色や形、大きさは様々ですが、意外と目立つためニキビ跡を消したいと悩んでいる方はとても多いです。
何が原因でニキビあとはできてしまうのでしょうか?
「色素沈着タイプ」と「クレータータイプ」に分けて原因をみていきましょう。
2.色が残った「色素沈着タイプ」のニキビ跡の原因は?
色素沈着タイプのニキビ跡の原因は「メラニン」です。
メラニンとは、メラノサイトという細胞がお肌を紫外線などから守るために、作られる物質です。
私達の肌や髪はこのメラニンの色味です。
しかし、ニキビが出来た際にこすったり潰したりするような強い刺激が肌に加わると、メラノサイトが元気になって大量にメラニンが作られます。
これが色素沈着タイプのニキビ跡の原因です。
日焼けなどと同じで、黒くなって身体を守ろうとする防御反応の一つです。
3.凹凸ができる「クレータータイプ」のニキビ跡の原因は?
凹凸ができる「クレータータイプ」のニキビ跡は、肌の炎症が皮膚の深いところにまで及んでしまった場合に発生します。
ニキビの炎症自体が強くて皮膚深部に強いダメージがかかってしまったり、ニキビを自分で潰したりすると皮膚深部にダメージがのこり、肌の再生が難しくなって、凹みが残ってしまうのです。
4.できてしまったニキビ跡を治したい!どうすればいいの?
できてしまったニキビ跡を治すためには、早期治療が大切です。
ニキビ跡のタイプによってオススメのケア方法や治療方法が異なります。
色が残ってしまった「色素沈着タイプ」と凹凸ができてしまった「クレータータイプ」についてまとめます。
色素沈着タイプの改善方法
【ビタミンCローション、ハイドロキノン、ルミキシル】
「色素沈着タイプ」は、メラニンの色を薄くする化粧品を使ったり、皮膚のターンオーバーを早くする化粧品を使うと色素沈着の良くなります。
メラニンの色を薄くするものとして、ビタミンCが配合された美容液や化粧水が有効です。
またハイドロキノンやルミキシルなどの美白剤配合化粧品なども効果が高いです。
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マイルドなピーリング
皮膚のターンオーバーを早くするものには、ピーリング剤があります。
ピーリング剤も種類があり、肌の状態によって選ぶ必要があります。
色素沈着が出てたの時は、刺激の強い高濃度のものは色素沈着を悪化させることがあります。
そんな時は低濃度の刺激の低めのものがおすすめです。
ピーリング剤の中には、肌に塗ってこするように使うタイプのもの(ジェルピーリングなど)がありますが、お肌をこすると色素沈着を悪化させることがあるので控えましょう。
肌の刺激が少ないクリームタイプや石鹸タイプのピーリング剤がおすすめです。
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クレータータイプの改善方法
クレータータイプにはクリニックでの治療が必要
クレーターや凹凸ができてしまった場合は、セルフケアではよくなりません。
なので専門クリニック・病院での治療がおすすめです。
美容皮膚科には、クレーターに効果的な最新治療がそろっているので、まずは相談してみましょう。
フラクショナルCO2レーザー、ヒアルロン酸注入が効果的
美容皮膚科での治療法として、フラクショナルCO2レーザーやヒアルロン酸注入、TCAピーリングなどがあります。
凹凸の大きさや状態に応じておすすめの治療が変わるので医師としっかりと相談して、治療をきめましょう。
自分にあった治療法を見つけてニキビ跡を治し、本来のキレイな肌を取り戻しましょう!
5.まとめ
ニキビ跡はタイプによってケア方法や治療方法がことなるので、タイプに合わせて適切な方法を試してみましょう。
また、「自分のニキビ跡のケア方法が分からない」「くわしく治し方を知りたい」という方や、セルフケアが難しいクレータータイプのニキビ跡の方はニキビ専門クリニックに相談してみるのもおすすめです。
薬の効きにくいニキビの治療例 西川先生の治療日記 |
この記事の監修医師
西川嘉一
Hirokazu Nishikawa
ニキビ治療のエキスパート。ニキビ・美肌・くまの専門家。東京大学医学部卒。
業界大手・銀座院長を経て、ニキビ専門皮膚科【アクネスタジオ】を開院。
一ケ月に1000人以上がアクネスタジオを訪れている。