普通の皮膚科(保険診療)でニキビが治らなかったら、どうしたらいいのでしょうか?
2017-07-09更新
普通の皮膚科(保険診療)に行って、ニキビがすっかりなくなった人もいれば、なかなかよくならなかった人もいるでしょう。
今回は、保険診療でなかなかニキビがよくならなかった人がどうしたらよいのかをまとめました。
薬の効きにくいニキビの治療例 西川先生の治療日記 |
1. 出来る限り費用を抑えたい方
別の保険診療の皮膚科に行ってみましょう。
ニキビ治療には、ガイドラインはあるものの、医師により治療方針が異なりますので、相性のよい先生に出会えるかもしれません。
一つの皮膚科につき、2ヶ月以上は通うようにしましょう。1ヶ月未満だと効果がでないことも多いです。
3件以上通っても、治療効果がない場合は、自費診療のニキビ専門皮膚科を検討しましょう。
2. とにかく治したい人
自費診療のニキビ専門皮膚科に行ってみましょう。
おすすめは、さまざまな治療を用意しているニキビ専門皮膚科です。
ニキビ治療には、保険診療以外にもホルモン療法やイソトレチノイン療法、ピーリング、光線力学療法(PDT)などさまざまな選択肢があり、適切な治療を提供できるニキビ専門皮膚科がおすすめです。
自費診療では、治療内容も費用も各院ごとに大きく異なるため、説明を受けて納得できるクリニックを選ぶことが大切です。
・ホルモン療法
女性のための治療、男性は使えない。ピルやスピロノラクトン(アルダクトン、ノイダブルなども同じもの)を使用する治療で、生理前に増えてしまうニキビと相性がよい。
関連記事:【ニキビにピル?】ホルモン治療を皮膚科医がわかりやすく解説
・イソトレチノイン療法
副作用があるため、重症ニキビ以外はおすすめでない。皮脂量を強力に抑える治療。
関連記事:【重症ニキビ・紫ニキビの薬】アキュテインを皮膚科医がわかりやすく解説(成分名:イソトレチノイン、別名:ロアキュテイン・ロアキュタン)
・ケミカルピーリング
角質を柔らかくしたり、除去する治療。軽症から重症まで使用が可能。
関連記事:【ニキビの治療】ケミカルピーリング。効果・費用を皮膚科医がわかりやすく解説。
・光線力学療法PDT
ダウンタイムがあるため、手軽にはしにくいが、重症ニキビにはおすすめの治療。
関連記事:【ニキビの治療】光線力学療法PDTを皮膚科医がわかりやすく解説
3. まとめ
ニキビ治療が皮膚科でよくならなかったとしても、あきらめる必要ありません。
根気強く普通の皮膚科を巡ったり、ニキビ専門皮膚科での治療でニキビが改善する方は多いです。
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